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[読書記録] 富・戦争・叡智

富・戦争・叡知富・戦争・叡知
(2010/04/24)
バートン・ビッグス

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本書では、副題に「株の先見力に学べ」とあるように、第二次世界対戦を
主な舞台として株式市場の予測能力と、戦時下において富を維持するためには
どのように投資を行なうべきか、について検証を行なっています。

株式市場の予測能力については、第二次世界大戦中において、株式市場の動きと
戦争の大きな転換点が一致した例が示され、同時代の人々が全く気づかなかった
戦争の転換点を、当時の各国の株式市場が正しく予測していたことが分かります。

この事実を元に、株式市場は群集の知恵の効果(たくさんの人が出した答えの平均は
数人の専門家が出した答えよりも優れている)が発揮される場所であり、
決定的な転換点では、専門家や評論家たちの予想など無視して市場の動きを
よく見ているべきだ、という主張がされています。

個人的な経験では、2009年の2~3月に各国の株式市場のインデックスが底打ちし、
後に発表された各種経済指標の結果から、ちょうどその時期が景気の底打ちしていた、
ということがあり、驚かされたことを思い出しました。
株式市場ではバブルなど、効率性市場仮説に疑問を抱くような出来事がたびたび
発生しますが、それでも安易な逆張り投資を行なうことは非常に危険だということです。

また、本書では20世紀を通して、株や長期債券、短期債券のインフレ率と比べた
実質リターンについての調査を行なっていて、日本やドイツのような敗戦国においても、
株式の実質リターンは債券を大幅に上回っていた、という調査結果が示されています。

この調査結果を元に、著者は資産運用について以下のように主張しています。
・市場タイミング、銘柄選択には手を出すな。
・株式中心(75%)のポートフォリオによるパッシブ運用を行なうべき。
・ポートフォリオの資産配分は土地や貴金属なども含め徹底的に分散投資するべき。
・財産の保管場所にも分散を考え、資産は国外にある程度は保管し、かつ法的な
 所有権を確実に確保しておくこと。

モルガン・スタンレーで運用を行なっていた著者ですが、株式のインデックスファンドを
中心とし、十分に投資先を分散したパッシブ運用を行なうことを薦めています。
個人的には、インデックスファンドを中心に株式の比率が高いポートフォリオを
組んでいるので、背中を押された一冊です。
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| 投資、金融 | 21:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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