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[読書記録] リスクにあなたは編まされる-「恐怖」を操る論理-

リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理
(2009/05/22)
ダン・ガードナーDan Gardner

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本書では、リスクと恐怖について社会学と行動経済学の
視点から取り上げています。

人間は、行動経済学の研究によって知られるようになった
各種のバイアスやヒューリスティックによって、テロ、犯罪、病気などのリスクを
必要以上に恐れる傾向がある、ということを説明しています。
そして、リスクを恐れる傾向を利用している企業、政治家、報道機関など
について、その実態を説明しています。

そして本書では、実際には現代は過去と比較して平均寿命が延び、より健康に
生活でき、より安全な時代になっていることを解説しています。
逆にそういった恐怖は有害であり、「我々が唯一恐れなければならないのは
恐怖そのものだ(フランクリン・ルーズベルト)」と言えるということです。


・私たちに「認識されたリスクと実際のリスクのあいだには一般的に応用できる
 動的関係は存在しない」 (1990年のジョージ・レーヴェンシュタインとジェーン・マザーの論文)

 リスクに関する判断を間違えると、資源の配分を誤ることになり、
 避けられたあるいは低減できた被害を大きくしてしまうことに。
 (例)交通事故の被害>>テロの被害、であるため、テロ対策よりも交通安全に
   注力するべき。

・人間はシステム・ワン(感情)とシステム・ツー(理性)の2つの思考システムを持つ。
 システム・ワンは狩猟・採集生活時代の環境に合わせて進化している点に問題がある。
 さらに、感情は意識上の判断の源になっていて、感情に対して後から理由付けが
 行なわれる。(情動ヒューリスティック)

・人間は逸話を扱うのは得意だが、数字(データ)は苦手としている。

・重要な問題ほど、自分の意見を集団の見解に合わせようとする傾向がある。
 同じ見解の人が集まって話し合うと、見解は極端な方向に進む傾向がある。

・私たちは情報をふるいにかけ、すでに考えていることに同調させる。(確証バイアス)
 そして、その考えていることは文化に深く影響される。

・恐怖は製品やサービス(セキュリティ、健康、薬品など)の売り込みや選挙戦に
 利用される。また、政治に対して意識が高く、関わりが深いほど感情に訴える
 メッセージが有効となる。

・メディアはリスクが起きる可能性があることは伝えるが、その確率は伝えない。
 人間は劇的なことに関心を持つ傾向があるためである。

・不安が、メディアに反映され、それによってさらに不安を生むといった
 自己増殖的な作用で増幅して、パニックを生むことがある。
 
・化学物質は危険というイメージがあるが、実際にはどんな物質も量次第で毒になる。
 その為重要なのは、どの程度摂取したか、という点でこれが毒性学の原則である。

・予防原則(疑いのあるものは禁止、規制する)は、根拠があいまいなうえ、
 リスクは至る所に存在するので、現在影響を及ぼしているリスクと
 現在影響を及ぼしていないリスクの両方に直面することがよくあり、
 賢明な方法ではない。

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| 経済、社会 | 23:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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