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[読書記録] COURRiER Japon 2012年4月号


COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 04月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2012年 04月号 [雑誌]
(2012/02/25)
不明

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今月の特集「闇ビジネス」では、貧困ゆえにそうでもしなければ食べていけないので手を出している、という面が垣間見えました。

インドの野生動物の密猟、臓器売買の話などがその例で、このために単に法律で禁止して取り締まるだけでは、根本的な解決にはならないわけです。

ここで必要なのはまっとうな仕事をして暮らせる経済成長のある環境で、巻末のイタリアでの「脱成長」を取り上げた記事(P108)とちょうど対称になっています。
経済発展の段階によって、何を目指すべきか、何が必要かが違うということを示しているとも言えますね。


■運び屋(P26)
旧ソ連のジェット輸送機の書類上は無い事になっているスペースを使って、電話一本で「何でも運ぶ」という、まるで映画の話のような記事。
時には人道支援の為の物資も運び、また9.11以降には米軍の物資輸送でも貢献したそうです。
この薬も爆弾も運ぶという両面性がある為に取り締まることもできないという、まさにグレーゾーンそのものである点が興味深い記事でした。

■ミニマリズム(P112~)
本当に必要なモノだけを持つようにするという、イギリスの20代の若者の生活スタイルの紹介記事。物を所有することよりも「移動しやすい状態を作り、より広い世界を見ることにお金を使う傾向がある」そうです。
私自身もそんなに物に執着するほうではないので、この考え方には惹かれるものがありました。
この必要なものだけを持つという傾向を進めていくと、シェア型の経済がより広がるのではないかと思います。

また、ここでどうやって実践するかについては、「ミニマリズムを実践するには、IT技術を駆使するという選択が必要不可欠」だそうです。
私の場合、本がかなりのスペースを使っているので、電子書籍の普及がミニマリズムを実践する為にも必要ですね。

そういうわけで、冒頭の編集長の記事に取り上げられていたクーリエの完全電子版の登場もぜひ実現してほしいところです。(現状では版権処理の問題で難しいそうですが)


■カタールからフランスへの「郊外投資」(P63)
フランス大都市郊外に住む移民の若者は就職難にあり、これに対し、企業家を目指す若者を対象とした基金がカタールで設立された(!)ということです。
若者の就職難と、「石油王国に乗っ取られる」という外国資本に対する拒否反応が、日本と同じだなと。
また日本でも同じように、海外から若者に対して投資を集めることはできないか、という点が気になるところです。企業の海外進出だけがグローバル化ではないからです。

■奥尻島の教訓(P100)
1993年に地震と津波の被害を受けた奥尻島の復興事業の結果を取り上げた記事。
巨額の費用をかけた復興事業が、産業の多様化を難しくし、かえって島の再生を妨げているのではないか、という指摘がされています。

ここから復興では単に元に戻すだけではなく、将来どうあるべきかというビジョンを創り、それに基づいて行われる必要があると言えます。そうすると、どんなビジョンを描けるかがカギだと思います。
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