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金融経済読書会(in FED)「国家は破綻する」

7/3の金融経済読書会(in FED)に参加しました。
今回の課題本は「国家は破綻する」です。(参考記事:[読書記録] 国家は破綻する①)
はじめに本の内容について解説したプレゼンと、日本国債についての分析のプレゼンがあり、その後に参加者によるディスカッションが行われました。
ディスカッションでは、やはりというべきか日本国債についての話題が多く上がり、全体的にデフォルトはありえると考え、危機感を感じている方が多数派でした。


以下、ディスカッションの内容からです。
■国債へのマーケットの反応
・日本国債の現在の低金利(10年で約1.2%)は分不相応ではないか?
 →しかし、上がる気配は今のところみられない。
  金利にデフォルトのリスクを織り込んでいないと言える。

■国債の買い手
・家計純金融資産額>国債残高ならデフォルトしないのか?
 また、銀行や生保などの金融機関は国債を買い続けるのだろうか?
 →現在、金融機関は投資先が少ないため、国債への投資にインセンティブがある。
  売ると自分の首が絞まるので、売るに売れないチキンレースの状況でもある。

 →海外にも日本国債の買い手が
 ・中国が分散投資のために日本国債を購入している
 ・PIMCOがアメリカ国債をポートフォリオから外した、など日本以外の先進国も
 日本と変わらずまずい状況にある
 →円高=日本円が買われている、という状況の一因でもある

■デフォルトは終わりではない
・今の政治の状況では行動するのが難しい、デフォルトした後にどうするべきか、という議論も出ている。

デフォルト後のことというと不謹慎なようですが、最悪の事態を想定してその時にどうするべきかを予め考えておくのは危機対策として必要なことです。
日本人には危機の可能性に目を背け、根拠の無い楽観に走る傾向があるように思えるので、むしろ個人でも考えておくべきだと思います。

もちろん、政策担当者があっさりと白旗を上げられるのでは困りますし、政策担当者が事後対策を口にすることは、予言の自己実現を招くので決して無いとは思いますが。

・1997年のアジア通貨危機後の韓国の成長、70年代以降にサッチャリズムによる改革を遂げたイギリス、と国民の意思が変化するきっかけとも言える。
→結果をみたら、かえって良かったということもありえるのではないか?
 デフォルトはそれで終わりではない、(本書に)デフォルトは「支払い意志の問題」ということもあり、オプションとして検討されるべきものではないか。
→ただ、苦しい立場の人がより苦しくなることが考えられる。
→金融、経済への理解はある種のセーフティネットになる。

確かに、デフォルトはそれで国が終わるわけではなく、逆に変革のきっかけ、ある意味でシュンペーターの言う「創造的破壊」にもなりうるのではと(希望的観測ですが)。

■日銀の国債引き受け論
・インフレ税の方向に誘導している、とも言える。
→その前に打つべき手、やるべきことはまだまだあるはず。
→インフレは克服したという認識の下で、単純にインフレを起こせば債務問題は解決する、というのは乱暴な議論。

日本の財政がどうなるにせよ、危機感を持って、自立して生きていけるようになることを考えたいと思います。
村上龍の「ヒュウガ・ウィルス」で、圧倒的な危機感をエネルギーに変える作業を日常的に繰り返してきたものだけがヒュウガ・ウイルスから生還できたように。
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