RAVEN'S FLIGHT

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「幸せの経済学」を見て

幸せの経済学」は、インドのラダックに西洋の消費文化が流入したことによる変化を取り上げ、本当の豊かさとは何なのだろうか、と問い直すドキュメンタリー映画です。
グローバリゼーションと物質的な豊かさの追求に対しての反論と、ローカリゼーションを提案する内容になっています。


確かに環境問題や格差問題が問題視される中、持続可能性のある生活や地域のコミュニティを大切にした生活を目指そう、という主張については賛成できるものです。
実際、遅くまで残業したり休日も働くような生活をしていると、豊かさとは何だろうとか、ふと思ってしまうのは私だけではないはず。

しかし、一方で反物質的な繁栄、反グローバリゼーションといった主張については見方がかなり偏っているな、と思ったので自由市場・資本主義経済の世界を肯定する立場から反論を。

まず、物質的な豊かさの追求については、経済発展によって救われる人の数の方が多いし、物質的繁栄を求める人の方が多数派である以上、功利主義的な見方からもそれを目指すのは当然だと言えます。
マズローの自己実現論にあるように、まずは物質的に満たされていることが必要であり、また経済的自由があってこそ、思想の上での自由もあるので。

映画の帰りに、街の中で車椅子の人を自動車から降ろして建物へ案内しているところを見たのですが、そういった身体の人でもなるべく不自由なく生活できるような環境は物質的に豊かでないと、つくることはできないものです。

また、グローバルな貿易を制限し地元を優遇するような政策を取るべきだ、という主張については、リカードの比較優位の観点から反対です。自由な交易は両者の効用を高めるものです。
さらに世界の様々な国が貿易によって密接に結びつくことは、相互の文化の交流と理解を深めることにもつながるので、反戦という観点からも賛成です。

ということで、私の場合、経済に対する基本的な考え方がこの映画の主張とは真逆なので、自分の考え、スタンスを見直すきっかけになりました。

この他、気になったのがこの映画は監督のヘレナ氏をはじめとした欧米人の話すシーンが多いせいもあってなのか、メッセージがあくまで西洋の先進国から見た視点で出ているところです。この映画の訴えるものは、あくまで先進国だから言える内容ではないだろうか、と。
なのでラダックの人たちがどう考えているのか、という部分についても聞いてみたいと思いました。
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