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[読書記録] リーマン・ショック・コンフィデンシャル

リーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) 追いつめられた金融エリートたちリーマン・ショック・コンフィデンシャル(上) 追いつめられた金融エリートたち
(2010/07/09)
アンドリュー・ロス・ソーキン

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リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人リーマン・ショック・コンフィデンシャル(下) 倒れゆくウォール街の巨人
(2010/07/09)
アンドリュー・ロス・ソーキン

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本書は、理論よりも生身の人間、そしてニューヨークやワシントンや海外の舞台裏の現実に焦点を当てている。JPモルガン・チュースがベア・スターンズ買収に同意し、アメリカ政府がついに国家経済史上最大の公的介入に踏みきった二〇〇八年三月十七日月曜から、その後数ヶ月にわたる危機のあいだに、経済の帰趨を決定したひと握りの人々が、オフィスや家で何を考え、何をしたか、その記録である。


本書では様々な関係者の中でも、リーマン・ブラザーズのCEO、リチャード・ファルドと米国財務長官のヘンリー・ポールソンの二人にスポットを当てています。
特に、ポールソンを始めとした米国政府の人たちの舞台裏事情まで描かれていて、どのようにしてリーマンが政府に救済されずにリーマン・ショックが起きてしまったのかが分かります。


彼(ポールソン)も、"見えざる手"の原則を重んじていた。公的機関の介入は、あるとしても最後の砦にとどめるべきだとする、いまだ広く信奉されている新古典派経済学の概念を。



やむを得ずに何度か行なわれた大手金融機関の救済に対して、共和党からは社会主義、民主党からは金持ち優遇、と大きく非難が起こり、リーマンの危機の時点ではもはや政治的に救済は実行できない状況に。
また、ポールソンが元々ゴールドマン出身の人間だったことも、より批判の声を大きくする一因になってしまう。
そんな状況のもとで、金融危機に対処する様には共感を覚えました。
顧客や組織のアレコレに苦労しながらも危機に立ち向かう、というのは組織に属して仕事をしている人間にとって、目標とするべき姿と言えますよね。

同時に、国家レベルの危機において、政治的な問題によって本来行なわなくてはならない行動が阻害されてしまうというのは、危機管理上考えるべき問題だと思えます。

また、救済の為にバフェットに出資を求められた場面では、資金と信用の両面でバフェットが頼りにされていて、その存在の大きさを感じられました。
同時に「財務諸表に疑問点が多すぎる企業は買わない」、「馬を買うときは騎手も買う」といったバフェットの考え方もやはり面白いなと。

金融機関の側では、空売りの禁止を求めて顧客であるはずのヘッジファンドと反目したり、どこが次は危ないといったうわさを否定しようとやっきになる様が描かれ、パニックの様子が伝わってきました。

このように、金融危機に対して、関係者の側にスポットを当てたドキュメンタリー的な読み物として本書は興味深く読めました。
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| 投資、金融 | 16:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

お疲れ様です。本誌読んでいますが、まったく読めていません。
途中まで読んで、良いと思いますが。

| 矢向 | 2011/05/05 13:45 | URL | ≫ EDIT

Re: タイトルなし

私が読んだときは、読み終わるまでかなり時間かかりました。
確か休日まる一日かかりだったと思いますので、時間の取れるときにごゆっくりどうぞ。

| taka | 2011/05/05 19:29 | URL | ≫ EDIT















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